2020年11月11日
葬儀で直葬を行う上で理解しておくべき注意点
通夜や告別式を行う必要のある葬儀ですが、その中でより手軽な式となるのが直葬になります。通夜や告別式を行わずいきなり火葬場を利用するので、火葬式と呼ばれたり荼毘と呼ばれる事もある式タイプの種類になります。
費用などをぐっと抑えて行える式であり、遺族にとっては体力面や金銭面で負担を減らす事が出来ます。ただし直葬を行う場合はしっかり注意点も把握しておく必要があり、しっかり対応すべきポイントも多くあります。まず菩提寺がある場合は、直葬を行う旨を伝えて許可を得る必要があります。
仏教では葬儀は故人の供養をする場であり、通夜や告別式を行わない直葬を許してもらうための話しあいが重要となってきます。また直葬自体は直接火葬場で行われ、参列するのも限られた遺族のみになります。最後のお別れ自体も10分程度と短い時間であり、その後は直ぐ火葬されてしまいます。
そのためお別れをする時間が極端に短い事で、実感を得られにくいという事も多くあります。そのため遺族側の気持ちの整理をしっかり行う事が求められます。また式自体に参列する事が出来ない人から、どうして通常の葬儀を行わないのかなどの批判を受ける可能性もあり説明して理解を必要もあります。